目頭切開の修正は高度な技術が必要なのと併せて、カウンセリングでドクターとの意思疎通をしっかりと行っておく必要があります。
患者の身になって考え行動し、そして患者がどういう風にしたいのかも親身になって聞いてくれる医師がいるクリニックでなければ信頼できるクリニックとは言えないでしょう。
しっかりとカウンセリングを行い、メリットだけでなくデメリットや傷跡や感染といったリスクについてもきちんと言及してくれるクリニックが良いクリニックと言えます。
デザインが気に入らないときは修正を。
目元をはっきりと大きく見せてくれる目頭切開、鼻を高く見せたり、日本人に少ないきれいな平行二重の形成も実現してくれる、効果大の施術です。
しかし、効果が大きい分、それだけ微妙なバランス感覚を必要とされる施術でもあります。
中には、切開し過ぎて恐い顔になってしまった、寄り目に見えてしまう、目が鳥のくちばしのような不自然な形になってしまった、と悩んでいる方も。目は顔の中で最も目立つパーツだけに、気に入らない形でずっと過ごすことは、ストレスもたまることでしょう。そんな時には修正を考えましょう。
「目頭切開って、治せるの!? 蒙古襞を切除してしまっていても、元に戻るの!?」と思われる方もいるかもしれませんが、大丈夫です、目頭切開は修正できます。全く元の状態に戻れるかどうかは目頭切開の施術法や状態にもよりますが、少なくとも今の状態を改善することはできますので、あきらめないでください。
「切り過ぎてしまって、目のピンク色が見え過ぎて、憂鬱」
「目頭が尖ったような形になってしまい、おかしい。もっと丸みのある優しい目元にしたい」
目頭切開にそんな不満をお持ちの方は、一度修正手術を検討してみませんか。きっと、満足のいく目元を実現することができるでしょう。
VY法とは?
目頭切開の修正法には逆Z法と、VY法があります。いずれも、基本は目頭を今一度切開し、切除した蒙古襞を元の位置に引き戻して縫合することで、目頭部分の見える面積や見え方を修正するものです。
中で、VY法とは目頭の下の部分に斜めにメスを入れるやり方で、仕上がりが少し丸い感じになるところが特徴です。
VY法で目頭切開の修正を行うと、蒙古襞があまり残っていないような状態でも、元に戻すことが可能です。ただし、VY法では傷が残りやすく、その点がデメリットになっています。
最も、目の下の目立たない部分にメスを入れますので、ほとんどの場合は傷はほとんど気になりません。
また、このVY法はあくまで目頭切開した蒙古襞を元に戻すことが目的ですので、「目頭切開でできた傷を修正して、見えないようにしてください」といった望みをかなえるわけにはいきませんので、その辺りはご了承ください。
目頭切開でできた傷はVY法を受けてもそのまま残ることになります。
なお、このVY法に限りませんが、目頭切開を修正するのでしたら、手術を受けてから最低でも3ヶ月は間をおきましょう。切開したことで身体は負担を受けています。
すぐに再手術を受けることは控えましょう。万全の準備で、納得のVY法を受けてください。
VY法は高度な技術が求められる
目のデザインや切開の幅が気に入らない時、無理に我慢したりせずにVY法などの手術を受けることは大切なことですが、しかし安易に「どうせ失敗しても治せるんだし」と考えるのは、やめてください。
VY法にはかなり高度な技術が求められるのです。
目頭切開で一度メスが入っている部分に再びメスを入れるのですから、傷が目立たないようにするためには、メスを入れる場所、切開する長さ等、細心の注意を払う必要があります。
そして、再切開したものを再び丁寧に縫合しなければなりません。この時に拙い技術しかなければ、縫合した部分がガタガタになってしまいます。寸分の狂いも歪みもなく、きれいに縫合する必要があるのです。
また、どの程度蒙古襞を戻すのかも、センスと技術が問われるところです。
中には、せっかく再手術を受けたのに、今度は逆に蒙古襞を戻し過ぎてしまって、再び修正する必要が出てしまった、という方もいます。
そうならないようにするためには、全体のバランスや施術を受ける方の希望、目の形状等考えて、適切な切開をする必要があります。
しかも、一度すでに切開しているところに、です。
ですから、VY法を受ける時には、高い技術を持った信頼できるクリニックを探すことが、最も重要なポイントになってくるのです。
VY法で修正した口コミ
高度な技術を要求されるVY法ですが、実際に手術を受けた方はどのような感想を持たれているのでしょうか。
「目頭切開を受けたのですが、目頭の部分が尖って、キツイ目元になってしまいました。また、目が寄り過ぎて見えてしまうのもイヤで、修正を決意しました。VY法を受けたのですが、赤い肉の部分が適度に隠れてくれて、自然な丸みのある目頭になり、満足しています。傷も気にならない程度です」
やはり、切り過ぎたり、キツイ感じの目元になってしまったことがストレスになり、VY法を受けられたのでしょう。蒙古襞が適度に戻ることで、ストレスが解消されたことが分かります。
しかし、反面満足されている方ばかりではないことが、この手術の難しさを現しています。
でも、目頭の部分がガタガタになってしまい、反って目立つようになっています。もう一度手術を受けるか、悩んでいます」
という方も中にはいるのです。
また、「VY法を受けたのはいいけれど、戻し過ぎて、これでは目頭切開をやった意味がない」と憤慨される方も。
やはり、VY法には高度な技術と美的センス、そして何より患者さんとしっかりとコミュニケーションをとってくれる、そんなクリニックが求められるのでしょう。
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目頭切開で切り過ぎた蒙古襞を元に戻してくれたり、尖った目頭や寄り目になってしまった目元を理想の目元に再形成してくれる目頭切開修正、VY法はそんな嬉しい施術の一つです。
目頭切開の失敗をなかったことにしてくれる、頼りになる施術なのです。
しかし、そこには高度な技術と美的センスも要求されます。クリニックは慎重に選ぶ必要があるでしょう。
まず、一番に相談したいのが、目頭切開を受けたクリニックです。
どのように切開したのかということが最もよく分かっているので、修正もしやすいでしょう。
目頭切開をしたところではやりたくない、信頼できない、といった場合には、他のクリニックを探すことになりますが、サイトなどに症例写真をたくさん出しているところがおすすめです。
自分の思い描くような目元がどのぐらい実現しているか、チェックしましょう。
また、カウンセリングに力を入れているかどうかというのも、大切なポイントです。目頭はほんの数ミリの違いが印象を分けてしまう、非常にデリケートなパーツです。
しっかりと医師と意思疎通ができていなければ、同じ過ちを繰り返してしまう恐れがあります。コミュニケーションのとれるクリニックを選びましょう。
あなたの納得できるクリニックは必ずあります。満足できる目元を実現しましょう。